心に残る出来事~お泊まり会での親子の姿から~

7月13日(木)~14日(金)は、年長さんのお泊まり会でした。

「幼稚園に一晩泊まる」という年長さんならではの大イベントです。

初日は、開会のお祈りの後、親睦ゲーム→スイカ割り→銭湯体験→工作→デザート作り→夕食→キャンプファイヤー&花火→縁日→ホールで就寝 という一日。

二日目は、礼拝→朝食→シャボン玉→おやつ→工作 の後、閉会。

数々の初めての体験、楽しいプログラムの間に、普段は年少さんたちのお世話で手を取られることの多い先生たちとゆったり遊んでもらえる時間もたっぷり!この2日間は特別感が満載です。

グループを決め、名前をつけました。しおりには色をきれいに塗りました。縁日で買い物をするためのお金も作りました。キャンプファイヤーで歌う歌、踊るダンスもノリノリで練習しました。

準備は万端!わくわくドキドキで当日を心待ちにしていた年長さんでした。

一週間ほど前から、それまでほとんどお休みする子がいなかったエンゼルの子どもたちの間で、体調を崩す子が出始めました。

お泊まり会を前に心配がよぎりました。

なんとか全員が参加できればと願っていた矢先、Rちゃんが発熱との連絡が。

お母さんは「おはじまり(=開会)後の集合写真撮影に来ます。その後は家で休ませます。夜のキャンプファイヤーから親同伴で参加させてください。夜は家に帰ります。」とおっしゃいました。

私もそれがベストの選択だと思いました。

ただ、Rちゃんは何でもよく理解している賢い子なので、自分だけが参加できないのは、さぞかし残念がり、がっかりするだろうなと思いました。

しばらくして、Rちゃんとお母さんが登園して来ました。昨日よりは熱が下がったということですが、まだ微熱があり、いつもの元気はありません。

お母さんは普段通りの穏やかな表情で、運が悪かったとしながらも、特別悔いるようなこともおっしゃらず、写真を撮り終えるまでニコニコして待っていてくださいました。

その後、ごく普通に「Rちゃん、一旦帰りましょう。」とお母さん。Rちゃんは、素直にお母さんにしたがって帰って行きました。

「一休みして、夕方また来てね。」と声をかけながら、私は思いました。

なんて潔くて素敵な親子なのだろうと。

「何で私だけが・・。」「何でうちの子だけが・・。「こんなに楽しみにしてたのに・・・。」という雰囲気を一切見せないのです。

人生はいろいろなことが起こるものです。そして人生は長いのです。休むときは休む、遊ぶときは遊ぶ、どんなに楽しみにしていたイベントでもあきらめるべきときはあきらめる。それは大事なことです。

発熱という症状は、体が菌と戦っている証拠。時と場合にもよりますが、むやみに薬で熱を下げるのが良いわけではありません。

楽しみなイベントを前に、解熱剤を使ってでも熱を下げて、参加させたいと思ってしまう親御さんもあることでしょう。

ですが、Rちゃんのお母さんは、お医者さんの指示通り、解熱剤は使わないで様子を見たそうです。

一寝入りして、夕方からのイベントにお母さんと参加した後は、聞き分けよく家に帰ったRちゃんでした。

その夜は、熱も落ち着いたとのことで、翌朝、シャボン玉から参加してくれました。

一緒に食べることと寝ることは叶わなかったけど、わがままを言わず、自分の体調と相談して参加してくれたRちゃんとそれを温かく見守っておられたお母さん。

特別な日のうちに、こうありたいと思う親子の姿を見せてもらいました。(Y.N)

 

 

 

 

 

 

 

 

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