つくしの会だより9-11月号より~巻頭言「みんなが笑顔に」~

☆みんなが笑顔に☆

11月に入園した桃組のY君は外遊びが大好き。

ある日のこと、横割りで製作をするため、おはじまりの声がかかりました。

でも、Y君は、机にすわって、折り紙やクレヨンで切ったり、貼ったりする製作には、まだ興味がありません。

そんなことよりとにかく外で遊びたい。やりたいことがいっぱいです。

それでいいのです。Y君にとって、今は思い切り遊ばせてあげることが大事な時期です。

「園長先生、ちょっとお相手お願いできますか~?」とM先生から声がかかりました。

若い先生が好みだという専らの噂がある彼のこと。おばちゃん先生を嫌がらないかと少々不安になりながら「Y君、先生と遊んでいようね。」声をかけてみました。

あいにくの雨でした。がらんとしたホールで二人きりで遊びが始まりました。

私の不安をよそにYくんは終始ニコニコ、おままごとでよく遊びます。

テーブルにカンガルーさんを座らせます。「お茶をいただけますか?」とお願いすると「はぁい!」何とも可愛い声で返事をし、運んでくれます。たくさんのごちそうをふるまってくれました。二人きりの遊びにパワー全開で本当に楽しそう。

しばらくすると、ピアノに向かい、リズムにのりながら鍵盤を叩き始めました。

そして「♪うえをむいてあるこう、なみだがこぼれないように・・・♪」と可愛い歌声。とっても上手です。私が適当に伴奏を付けたら、それに合わせて歌ってくれました。満3歳児の「上を向いて歩こう」は可愛過ぎます。(楽譜を探します!)

Y君が入園してすぐにお母さまからいただいた手紙にはこう書いてありました。

「Yは第一子なので、何をするにも常に不安がありました。きちんとしないとという思いから厳しく接してきた事もあるせいか、最近は私の顔色をうかがうようになってきていました。(中略)少しでも離れる時間を持つことで子どもも親もお互いに笑顔でいる時間が増えればいいなと思っています。(略)Yが大好きなお母さんの笑顔を取り戻せるよう力をお貸し下さい。(子どもは本当にお母さんの笑顔が大好きです!)」

お母さま方にもそれぞれの思いがあるのですね。

エンゼルを選んで通ってくださるからにはもう大丈夫。

元気いっぱい遊び込む子どもたちは笑顔、その顔を見て、私たち保育者も笑顔をもらい、おうちの方々も笑顔になっていきます。

天の神さまはやはり笑顔でその様子を見守っていてくださることでしょう。